2022年3月27日、4月10日に行われた韓国のTOEIC問題で新しい傾向が見受けられました。
PART2に出題される迂回(遠回しに答えた)問題の正解になる返答が難易化したと思われます。
今までは、ある程度傾向性があり、容易に想像できる範囲の迂回返答でしたが、この2回に限って言うと、さらに遠回しの返答をされたものが正解となる例が複数見受けられました。
短時間での解答処理では、おそらく戸惑ってしまうのではないかと思われます。
出題例としては、下記の様なものが挙げられます。
どんな立場の人達の会話かがAさんの発言からは判らず、Bさんの正解の解答を聞いて初めて、「あぁ、これは総務担当者の会話だなぁ」と理解する必要がある(Aさんの発言から状況を想像するのが困難で、Bさんの返答内容に戸惑う)問題。
同僚同士の会話の中で、Aさんが何かのお誘いをBさんにする→Bさんは遠回しに断りの理由を述べる(ちょっと今までと違う傾向の理由で断る)問題。
AさんがBさんに対して、アドバイスや意見を求めるような質問をし、Bさんが、諭すような内容を遠回しにコメントする問題。
Aさんが何かの予定時間を聞いているのに対して、Bさんが現状を報告する内容の問題。
Aさんがある人を推薦する事にBさんの意見を求めるのに対して、Bさんがその推薦候補の業績を述べる問題。
Aさんの依頼に対して、Bさんの出来ない理由が普段の生活からは想像し難い内容を言っている問題。
但し、他の2つ誤答選択肢が、正解から明らかに違う為、自信をもって正解を選べなくても、消去法で、可能性が明らかに低いものを選ばない判断は今までと変わらないのではないかと思います。